Hタグとは記事内で使う見出しのことです。
サイト作成システムでは見出しのデザインをCSSで設定しているものが多い為単に見た目だけで使っている方もいるようです。
しかし見た目だけで使うことは誤った使い方です。
クローラーはHタグの階層で記事の構造を理解し文脈を理解して検索エンジンに伝えます。
特にH1タグの内容は記事の中で重要な内容です、とクローラーに伝える役目を持っています。
記事の中で重要なことと言えばアフィベストの読者の方であればもうお判りだと思います。
記事作成のコツでも取り上げているメタキーワードです。アフィベストではメタキーワードを設定して記事を書くことを推奨していますがH1にくるキーワードはメタキーワードで設定する最初のキーワードでなければなりません。
重複は重要度を薄める
H1タグの使用回数に制限はありません。
しかし複数のH1タグを使うことで効果は薄まります。
グーグルのジョン ミューラー氏は以下のように述べています。
H1タグを複数設定することで検索エンジンからの評価はマイナスにはならないがパラメータが分散することになる。
H1は記事の中で最重要のテーマが設定されなければなりませんが、H1を複数設定すると最重要であるという前提が崩れてしまいます。
人間が読んだ場合は違和感を感じないかもしれませんが検索エンジンのクローラーが読み込む場合はHTMLタグを参考にしているのでパラメータが分散することになります。
本来最重要と知らせることが目的のH1タグが複数あることで記事のメインテーマとなる最重要キーワードを含んだテキストを引き立てることができず結果として最重要キーワードがなくなってしまうということです。
これは検索エンジンから見ると検索者の知りたいに対して最も適切な記事とは判断できなくなります。
メインテーマ毎に記事は書くべきなのでH1タグが記事内に複数存在することが本来不自然なのです。
階層構造が基本
SEO対策にHタグが欠かせないのはHタグは検索エンジンがインデックスする際に本の目次のような役割があるからです。
HタグはH1?H6までありますが使うのはH3ぐらいまででしょう。
一つの記事を一冊の本として目次を想像して見るとわかります。
本のタイトルはH1タグにあたり記事タイトルです。
第1章はH2タグにあたり小見出しとなります。
小見出しはH3タグにあたり第1章のなかの小見出しにあたります。
目次として簡潔で分かりやすいのはH3タグぐらいまでだとわかります。
検索エンジンエンジンがインデックスする際も同様であると考えてください。
またHタグは階層構造であることが望ましいとされています。
H1からH3までを以下のように置き換えるとわかりやすくなります。
- H1 最重要
- H2 重要
- H3 弱重要
階層が以下のようになっていると検索エンジンには記事構造の理解が難しくなります。
- H1 最重要
- H3 弱重要
- H2 重要
階層と重要性が順序よくならなんでいないことがわかります。
本来はこのように並べるべきです。
- H1 最重要
- H2 重要
- H3 弱重要
このページの見出しをHタグをつけて抜き出してみます。
- H1 HタグでSEO効果を最大限に引き出す
- H2 Hタグとは
- H2 複数のH1タグは重要度を薄める
- H2 Hタグは階層構造が基本
このように目次でいうと第1章にあたるものがH1タグに設定されておりその下の階層には関連する項目を小見出しとしてまとめています。
いずれもHタグ、SEO効果というテーマに沿った関連するキーワードです。
さらにクローラーにあまり重要ではない例として取り上げている項目にはblockquoteタグをつけて記事のメインテーマを中心に読み込ませるように仕向けています。
- Hタグはクローラーに対しての目次
- デザインとして使うな
- 複数のH1タグは効果が薄まる
人の見た目とクローラーからの見た目は異なる。
Hタグを設定する理由はクローラーに記事やキーワードを構造的に理解させること。
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